現代でも、業種・業態・企業を問わず接客の技術や作法に、複数の共通点が見られます。弊社はその共通点を洗い出し、理論として構築いたしました。千利休が茶の湯で行ったように、当社でもあらゆる接客スタイルの無駄を徹底的に省き、本当に必要な要素だけをピックアップしたのです。
それも、ただ共通点を洗い出すだけならばつまらないので、極めて優れた接客を行う接客者の共通点のみを抽出しました。むしろ、それでなくては接客教育に応用できる理論になりません。
その理論の最たる部分は、やはりコミュニケーション技術と礼儀作法、商品知識、周辺知識、そして心構えです。当たり前と言えば当たり前なことばかりですが、不思議なことに誰もここには注目していませんでした。表現は良くありませんが、自身の経験や出身企業の教育をなぞったに過ぎないのが多くの接客教育です。つまり、利休台頭以前の茶の湯の教育と何ら変わらないのです。
無論当社の理論にも、自身の経験によって裏打ちされた部分も一部ございますが、何よりも大切にしているのは理論の「正確性」と「信憑性」です。この二つを欠いて理論と呼ぶ事は出来ません。
当社が目指すのは利休と同じく、接客の統一です。それも、ただ統一するだけでなく、ちゃんと理論に裏打ちされた「接客の基礎」を世に広げる事です。また、没個性化がすすむ現代の接客に異を唱え、人間同士の真のコミュニケーションを活性化することです。そしてそれらの活動が、多くの消費者に伝わり、接客という文化がいかに日本国内の生活や経済を支えているかを実感してもらい、ネット通販から今一度お店へ来店することの喜びを思い出してもらいたいのです。
つまり、当社にとって接客理論の更なる研究と普及の最大の目的は、日本国内需経済の再興と、人同士のコミュニケーションの復活、そして全世界のまなざしを、サービス大国としての日本に集中させることにあります。そうすることで、日本の素晴らしさに再び世界が目を向け、製造業以外の部分で膨大な外需獲得に繋げることが出来るもの、と確信しております。
代表 小早川護 |