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 接客理論
現代の接客

今を去ること450年ほどの昔、茶道がまだ茶の湯と呼ばれていたころ、その点前作法は数多くありました。流派というものも特に存在せず、茶を嗜む者は自らのスタイルで好き放題な点前作法を確立させており、すくなくとも250以上の様々なパターンがあったとも言われています。

茶道の大家、千利休の功績の一つは、これらの点前の共通点を見出して無駄を徹底的に省き、一つにまとめ上げ、そしてそれを天下に流布したことにあります。つまり、茶の湯の真理を導き出し、全ての点前に共通する作法や所作の中で不要をそぎ落とし、最も必要な要素で茶の湯の基本を作り上げたところにあります。

「もとよりは 無きいにしえの 法なれど 今ぞ極まる いにしえの法」

これは利休の哲学を五・七・五・七・七の句にまとめた、利休百首のうちの一首です。もともと茶の湯には決まった作法など有りませんでしたが、それでもその中にこそ真理があり、不要の中にこそ必要が隠されている事を説いた首、と考えてしかるべきでしょう。

現代の接客にしても同じ事が言えます。接客○大用語と言う言葉がありますが、企業によってその内容はある程度変化します。例えば7大用語だったり8大用語だったり、多いところでは10大用語もあります。

そして、接客者もそれら企業によって異なるルールの中、さまざまな接客をしています。利休が台頭する前の茶の湯と、寸分違わない状況にあるのが、現代の接客なのです。

 

優れた接客の理論

現代でも、業種・業態・企業を問わず接客の技術や作法に、複数の共通点が見られます。弊社はその共通点を洗い出し、理論として構築いたしました。千利休が茶の湯で行ったように、当社でもあらゆる接客スタイルの無駄を徹底的に省き、本当に必要な要素だけをピックアップしたのです。

それも、ただ共通点を洗い出すだけならばつまらないので、極めて優れた接客を行う接客者の共通点のみを抽出しました。むしろ、それでなくては接客教育に応用できる理論になりません。

その理論の最たる部分は、やはりコミュニケーション技術と礼儀作法、商品知識、周辺知識、そして心構えです。当たり前と言えば当たり前なことばかりですが、不思議なことに誰もここには注目していませんでした。表現は良くありませんが、自身の経験や出身企業の教育をなぞったに過ぎないのが多くの接客教育です。つまり、利休台頭以前の茶の湯の教育と何ら変わらないのです。

無論当社の理論にも、自身の経験によって裏打ちされた部分も一部ございますが、何よりも大切にしているのは理論の「正確性」と「信憑性」です。この二つを欠いて理論と呼ぶ事は出来ません。

当社が目指すのは利休と同じく、接客の統一です。それも、ただ統一するだけでなく、ちゃんと理論に裏打ちされた「接客の基礎」を世に広げる事です。また、没個性化がすすむ現代の接客に異を唱え、人間同士の真のコミュニケーションを活性化することです。そしてそれらの活動が、多くの消費者に伝わり、接客という文化がいかに日本国内の生活や経済を支えているかを実感してもらい、ネット通販から今一度お店へ来店することの喜びを思い出してもらいたいのです。

つまり、当社にとって接客理論の更なる研究と普及の最大の目的は、日本国内需経済の再興と、人同士のコミュニケーションの復活、そして全世界のまなざしを、サービス大国としての日本に集中させることにあります。そうすることで、日本の素晴らしさに再び世界が目を向け、製造業以外の部分で膨大な外需獲得に繋げることが出来るもの、と確信しております。

代表 小早川護

 
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